(1)ハリケーンが来る前にすべきこと

 必需品の確認。詳細は『必需品リスト』を参照。
 避難ルートを確認し、避難勧告発令後どこに滞在するか前もって決めておき、最寄りの避難シェルターの場所を把握しておく。
 貴重品、重要書類等は安全で水に濡れず、直ぐ取り出せる場所に保管する。

(2)注意報・警報が出たら

 テレビやラジオで正確なハリケーン情報を把握する。
 冷蔵庫・冷凍庫を一番冷える状態にセットし、必要以外に開けない。
 最低1週間分の水・食料・日用品を用意。水は1人1日1ガロンが目安。『必需品リスト』を参照
 バスタブや使っていない入れ物に水道水を貯める。(トイレ・洗濯・風呂用)
 外にある植木鉢やごみ箱等、風に飛ばされそうな物を家の中に入れる。
 ハリケーン・シャッターを用意し、なければ、plywood (ベニヤ板) で窓を補強する。
 車のガソリンを満タンにする。

※柴山補足
 前回は、キャリアの通信も不安定でしたので、家族との連絡方法を担保する事が大切だと思います。
 雨戸も飛ぶ可能性が多いです。窓ガラスには、ガムテープや養生テープを米印に貼る事で、割れた際に飛び散る範囲を限定させます。

(3)通過中

 外に出ない
 窓やドアから、なるべく離れる (窓がなく狭い部屋 、トイレ等が安全) 。
 暴風雨が止んでも、すぐ外に出ない (ハリケーンの目の中にいる場合がある) 。
 停電時は、故障防止のため、また 電力復旧後、過剰な電圧が掛かるのを防止するため、エアコンや電熱器等の電気製品のスイッチを切る

※柴山補足
 今回は「避難命令(最上級)」が出る可能性が高いと思います。
 迷う事なく、避難する事を強く進めます。
 また、現地も混乱する可能性もありますので、時間と心に余裕を持つ事が大切だと考えます。

 前回は、通過中の車の移動はほぼ不可能な状態でした。
 前方は見えず、タイヤはパンクする状態です。

 窓が一枚割れる、外れた時点で、屋内に空気が吹き込み、屋外にいるのと同じ状況になる可能性が高いです。
 補習は考えず、すぐに安全な場所へ移動する事が大切です。

(4)通過後

 National Hurricane Center から、公式に「All Clear」と発表されるまで外に出ない。
 Boil-Water-Order が出たら、水道水は汚染されているので極力使用しない。

※柴山補足
 日本では大丈夫かと思いますが留意は必要です。
 

(5)外出時注意事項
 ハリケーン通過後や洪水時は、様々な危険が潜んでいるため不要不急の外出は控え、仮に外出する場合は以下の事項に気を付けて下さい。

 (A)電線
 切れた電線による感電の危険があるので、/緡りは通らない、⊆屬魃薪消罎眄擇譴討い訶点の注意を怠らない、1薪消罎療点が車の上に落ちてきたら、止まらずそのまま運転し、仮にエンストした場合は、カギを抜かずそのまま車内で救助を待つ。
 (B)道路脇の水路 (Canal)
道路まで水が溢れている場合、 特に夜間の運転時 は、道路と水路の境目が分かりにくいので、転落しないよう、なるべく道路中央を通る。
 (C)道路脇のフェンス、電柱等
フェンス、電柱等が倒れる可能性がある他、障害物が散乱していることも考えられることから予測運転を心がける。
 (D)害虫等
アリ (ファイヤー・アント) や蛇等、人体に害を及ぼす可能性のある害虫が、人家や車に侵入し、水溜りを歩いていると近寄ってくることもあるので注意する。
 (E)身分証明書を必ず持参

※ 上記 (A) (B)は、ハリケーンやトロピカル・ストーム通過後の主要死亡原因である。1999年10月のハリケーン・アイリーンは、その通過中に死亡者は出なかったものの、通過後、電線落下による感電死 5名と溺死 3名 が報告されました。

(6)ハリケーン対策必需品リスト
 飲料水 (1人につき14ガロン、2週間分)
 水を保管するための容器
 懐中電灯・電池作動ラジオ又はテレビ
 乾電池
 現金 (25セント硬貨があると便利)
 レトルト食品 (肉・野菜・スープ・果物等) ・シリアル等長持ちするもの
 缶開け
 粉ドリンク (ソフト・ミルク等) ・缶ドリンク
 氷
 クーラーボックス (食料用と氷用)
 調味料
 菓子類 (クッキー・キャンディー・乾果物等)
 漂白剤 (何も混ぜていないもの。水道水を清浄するため)
 救急箱 (特に、ばんそう膏・包帯・消毒液《薬》・テープ・はさみ・ピンセット・痛み止め薬・かゆみ止め薬・下痢止め薬・日焼け止め・石鹸は入れておくこと)
 常備薬・処方薬 (2週間分)
 ろうそく・マッチ
 蚊よけスプレー
 トイレットペーパー・ペーパータオル
 アルミホイル
テープ (窓用) 、ロープ (100フィート)
 ごみ袋 (大きめのサイズ)
 電源を要しない電話機
 ベビー用品 (粉ミルク・紙おむつ・ほ乳瓶・薬等)
 ペット用品 (ペットフード・ペットケージ・飲料水)
 道具箱、消火器
 電話帳 (イエローページ・ホワイトページ)
 使い捨て食器 (皿・カップ・フォーク等)

その他あれば便利な物

 バーべキュ−・セット
 寝袋・毛布
 インスタント食品
 ガスコンロ
 炭・固形燃料等
 ろうそく・ライター・マッチ

必要以上に買い置きする必要はなく、2週間分が目安です。

※柴山補足
靴下と長靴は自分に合った良いものを準備した方が良いです。
特段靴下は、元自衛官のアドバイスで、トレッキング用の良いものを1ヶ月履いていましたが、
靴づれもなく、健康で活動できました。

以上です。

基本的にアメリカの基準なので、参考になれば。

重ねて、生命と財産を自分たちで守りましょう。

台風がそれる事をこころより祈って。

柴山